GHASSOULの故郷

マグレブ(日の沈む国)と呼ばれるモロッコ王国北部にあるフェズから、約200km離れた場所に「misoul(ミスール)」と呼ばれる乾燥地帯があります。
そこから更に上がっていくと、ガッスールの鉱山があります。
発見者の名前をとって「ジュベル・ガッスール」とも呼ばれています。

ガッスール

ガッスールの採掘

ガッスールの採掘は、地質学者と熟練した鉱山技師によって、サンドイッチ状に地層に挟まれたガッスールは探し出され、12世紀より今日まで変わらぬ手作業で採掘されています。

ガッスール

歴史

採掘権をめぐり紛争も起きました。
国王は扮装終結のため利益の半分を国庫へ譲渡、そしてChoufas、Ouled、Mly、Ali 等へガッスールの権利を与える。
1947年 Choufas等管理者は利益の公平な分配を条件にSaba社へ権利を渡した。
1954年 Saba社よりSefrioui家が利用権を得、現在に至る。
1998年 Sefrioui社とガッスール ジャパン・ジャミーラ社の間で、日本の総代理店契約を結ぶ。

ガッスール

化石の粘土(ガッスール)のつくられ方

ジュラ紀の鉱床といわれているガッスールは湖の特性を持つ場所で発見されています。
形成状況は沈殿によるもので、同じ場所で化石も発見されております。
海水や淡水に生息していた生物、巻貝などに属するものです。
海が地殻変動で湖となり堆積した鉱物が、粘土や塩などの良質な鉱物に変化し、その後火山などの地表の運動が起きて、地質学的条件も変わり、さらに上質な粘土がつくられました。
現代の地質学的条件ではガッスールは生成されません。

ガッスール

GHASSOULに秘められたパワー

北アフリカの壮大な大地がゆっくりと時間を掛けてつくった上質粘土それが“ガッスール”です。
ガッスールはスメクタイトと呼ばれる粘土鉱物の一種のスティーブンサイトに属します。
スメクタイトとは“汚れを取る”という意味のラテン語―sumectius‐に由来して付けられた名であり、 地球表層に分布する一般的な粘土です。
スメクタイトとは天然鉱物の中では稀に見る多機能性を有する鉱物であります。

ガッスール

吸着力

ガッスールの特徴は優れた吸着力にあります。
ガッスールの結晶構造の層間(層と層の間)には水分子や交換性陽イオンが存在し層はマイナスの電荷を帯びているため陽イオンである汚れや老廃物を吸着し、石けんのような働きをするのです。
ガッスールの1gあたりの表面積を測定したところベントナイトの3、6倍、モンモリロナイトの2倍という数値でした。
もう一つの特徴はマグネシウム豊かな鉱物であることです。 粘土はマグネシウムの含有量によって大きな差が生じます。
ガッスールのマグネシウム含有量は20%以上で平均は23~4%です。
ちなみに他の粘土のマグネシウム含有量は数%~0.数%です。 高品質D‐エクストラ・ガッスールは30%以上になります。
マグネシウムを20%以上含んでいる場合、粘土は構造の安定性が高く品質はいつも一定になります。
ガッスールだけがこのマグネシウムの含有量によって生じる安定性を有しています。
時間や他の物質による品質に及ぼす影響を受けません。

ガッスール

ミネラルの働き

マグネシウムは細胞内ミネラルといわれ、細胞内での300以上もの酵素の活性に関与し、 カルシウム、ナトリウム、カリウムの細胞内外での比率を一定させる働きがあるので 「ミネラルバランスのミネラル」といわれています。
水に溶けたガッスールのイオン化したマグネシウムはダメージを受けた角質層のバリア機能を 自発的に回復させ、その働きを促進させます。
また、カルシウムイオンは水分保持能力に優れた細胞間脂質とバリア機能の高い丈夫な角質を作ります。
皮膚の新陳代謝を活性化させ,皮膚が本来持つバリア機能の改善,促進にはマグネシウムイオン、 カルシウムイオンの働きとバランスが大変重要なことになります。

ガッスールが長い間モロッコの人々の間で愛用され、 大切にされてきた理由は以上のようなところにありそうです。

ガッスール

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